歯の寿命ってどれくらい? 伸ばすことはできる⁈
最近は歯に対する意識が高くなってきていますよね。
予防治療に興味を持たれる方がとても増えてきました。
年齢を重ねても自分の歯でいたい願望を叶える予防医学が発達した背景もあります。
そもそも人間の歯の寿命は何年なのか、あなたは答えられますか?
自分の歯と長く付き合うために、歯のことを勉強してみましょう。
歯の平均寿命
歯の寿命は50~60年前後と言われています。
個人差や生えている場所によって異なるものの、全体としては大きな違いはありません。
個人差というのは口腔内の細菌バランスの影響が大きいです。
人間の口腔内の細菌バランスは、乳歯が生える頃、2歳ごろに決まると言われています。
多くの場合、身近な大人との関わりの中で、細菌が感染ってしまいます。
最近では広く知られ、感染が少なくなっています。
虫歯菌や歯周病菌が少ない方は歯を失うリスクは少ないですが、皆無ではありません。
やはり歯磨きをかかさず、口腔内を清潔に保つことが必要です。
次に生えている場所ですが、前歯に比べると奥歯の方が
早く抜けてしまいやすいことがわかっています。
たとえば、親知らずを除く一番奥にある歯は、最も寿命が短いです。
上下左右ともおよそ50年と言われています。
最も長持ちする歯は下あごの前歯です。平均で66年ほどもちます。
どうして歯を失ってしまうのか
歯を失う原因を見ていきましょう。
・虫歯、歯周病
歯が抜けてしまう原因はなんといっても虫歯と歯周病です。
特に歯周病を原因とするのが最も多く、歯が抜ける原因の4割を占めます。
次に多いのが虫歯による抜歯。全体の3割と言われています。
・歯の噛み合わせによる衝撃
これはあまり知られていませんが、歯にとってかなり負担になるのが、
日々の噛み合わせによる衝撃です。
就寝時の歯ぎしりや、力を入れる最に歯を食いしばったりするときなど、
徐々に削れていたり、大きな負荷に耐えられず割れてしまったりするのです。
予防のためにマウスピースをすることを考えると良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
この他にも、一般的に身体に悪いとされていることは
身体だけでなく歯にも負担をかけることが多いです。
睡眠時間を十分にとり、バランスの良い食生活を心がけ、
ストレスを溜めないようにすることは、歯を守るために重要な予防法になります。