歯を失う原因になる? TCHって何⁈
TCHをご存知でしょうか。
Tooth Contacting Habit、この頭文字からきています。
ここまで聞いてみてもあんまりよくわかりませんよね。
では詳しくみていきましょう。
TCHとは
あまり知られていませんが、自分の歯を残すために大切なこと、
それは歯の接触時間を減らすことなんです。
そこできをつけないといけない習慣がTCH(上下歯列接触癖)です。
これは上下の歯を無意識に接触させる癖のことで、
歯や口腔内の健康にも悪影響を及ぼしていることが分かっています。
歯が接触していると何がいけないの?
歯が接触していると、口を動かす筋肉が耐えす収縮している状態になります。
歯にももちろん負担がかかり、歯が折れたり詰め物が壊れやすくなったりしてしまいます。
TCHは誰もが持つ可能性がある、口の筋肉の緊張癖と言えます。
強く噛み締めた状態が良くないんだと思われるかもしれませんが、
一時的な噛み締めには、それほど害はありません。
軽い噛み締めでも長い時間歯が触れ合っている状態の方が良くないのです。
気が付かない間に癖付いて、長い時間続けてしまうので、
さまざまな弊害を引き起こす要因になってしまうのです。
例えば上下の歯が絶えず接触していると、
歯に横揺れを与えるために歯を消耗させ、歯に傷や溝ができます。
またそういった弱ったところから歯周病菌が入り込み、
歯周病を悪化させる原因にもなります。
TCHを治すためには
完全に治すのは難しい習慣です。
ですが、気をつけてやめるようにしていく努力が必要です。
具体的な方法としては、携帯のロックを外すときには必ず、
自分の噛み合わせを意識してみるとか、何かをきっかけに意識する方法です。
TCHとうまく付き合っていけるように、ご自分なりの方法を考えてみましょう。