ランチ後の歯磨きが虫歯の原因⁈
ランチの後に歯磨きをして、しっかり歯のために気を遣っている。
そう思っていらっしゃる方に良からぬ情報をキャッチしました。
歯に対する意識の高い方が、かえって虫歯の要因を作り出しているというのです。
どういうことなのか、ご自身がやっていないかみてみてくださいね。
食後の唾液の状態
食後の唾液はヌルヌルとした粘度のある状態で、歯の表面を覆って、
虫歯菌の酸から歯を守る働きをしています。
粘度のある唾液で歯をコーティングして、その下で小さな虫歯を修復します。
食後すぐに歯を磨いて、口腔内の食べかすをすべて取り除くというのは
理想的でもあるのですが、この粘度のある唾液まで拭い去ってしまいます。
これでは本来人間が持っている唾液の機能を全く台無しにしてしまいます。
ランチの後、お昼休みの最中に歯磨きをすましてしまおうと
化粧室で磨いているあの時間は
むしろ歯を弱めてしまう可能性があるというのです。
細菌学的や口腔生理学のからみるとむしろ
食べかすはそのままにしてしばらくは
歯を唾液でコーティングしたままのほうがいいというわけなんですね。
実際海外ではランチの後の歯磨き習慣はないそうです。
食後の口腔内のpH
食後の口腔内はpHの変化があります。
酸性になるので、pH値が低くなるのです。
やはり取り除かなくてはいけません。
食後はどうずればいい?
では食後はいったいどうすればいいのでしょうか。
爪楊枝で食べ数を取り除き、軽くうがいをします。
できれば舌の食べかすも取り除くと良いでしょう。
そして歯のpH値が安定する3時間後を目安に歯磨きをすると、
食後の唾液を活かしながら、歯のケアを行うことができます。