歯のクリーニングってどんなの?
ホワイトニングで歯を白くする前に必ずしなければならないことがあります。
それは歯のクリーニングです。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングでも施術前に必ず行います。
ホワイトニングとセットとも言えるクリーニング。
どのような目的、手順そして問題点などをみていきましょう。
歯のクリーニングの目的
歯のクリーニングはもちろん歯をキレイにするために行います。
普段のブラッシングでは落としきれない汚れが落ちとせます。
軽い色素沈着なら落ちますし、それだけで白くキレイな歯になる方もいらっしゃいます。
ですがクリーニングの目的はそれだけではありません。
歯周病の原因になる菌を取り除いたり、歯垢(プラーク)が蓄積し石灰化した歯石など、口の中の健康を保つために大事なことなのです。
最近の歯科の考え方では、虫歯にならないように予防しようという予防医療に変わってきています。
ホワイトニングをしようと考えている方でなくても、定期的にクリーニングを行うことはあなたの歯のキレイにするために役立ちます。
歯のクリーニングの手順
歯科医院ではクリーニングは大抵、歯科衛生士が担当します。
まず歯についている汚れの状態を確認します。
スケーラーを使用して歯垢を落としていきます。
電動の超音波を出すスケーラーを使用する医院もあります。
効果に特別大きな違いはありません。
そのあとエアータービンという圧縮空気で刃を回転させる機械に、ラバーカップやチップを取り付け、歯の表面を磨いていきます。
頑固な汚れにはエアフローという高圧洗浄機をあてたり、ジェットと呼ばれるパウダー噴射機をあてたりして汚れをとります。
クリーニングの問題点
まずクリーニングの問題点は保険が利かないことです。
もちろん虫歯や歯周病などで治療を行い、そのあとにするクリーニングは保険適用されます。
クリーニングのみの施術の場合、病気ではないので保険適用外になります。
ただ歯周病については治療と予防の区別がしにくいため、クリーニングのみの施術を歯周病治療とし、保険適用で行っている医院もあるようです。
国民の8割が歯周病を患っているというデータもありますし、クリーニングのみの施術だからといって、あながち保険適用が問題になることもないのかもしれません。
クリーニングの料金は、保険適用であれば3,000円ほど、適用外なら10,000円ほどです。