ホワイトニングできる条件⁈

ホワイトニングしたいと思っても、実は全ての方ができるわけではありません。

歯科医院に行ってからそれがわかると、帰り道に肩を落としてトボトボってことになりかねません。

思い立ったらまず、ご自身の歯がホワイトニング出来るのかを確認してから行動を起こしましょう。

では今回はホワイトニングできるか、ご自身の場合をチェックしてみてくださいね。

　　ホワイトニングできる方

ホワイトニングをするには、まずご自身の歯であることが大前提です。

入れ歯や差し歯、セラミックの歯などの人工の歯は白くすることができません。

もしこういった歯の場合はその歯自体を取り替えるか、またはセラミックなどのかぶせものに合わせてホワイトニングを行う必要があります。

歯に詰め物がある場合も詰め物自体をホワイトニングで白くすることは出来ません。

ご自身の歯と詰め物との間で色の違いが出てきてしまった場合には、他の歯の色に合わせて詰めなおす必要があります。

知覚過敏（冷たいもので歯がしみるなど）や虫歯、歯周病がある場合は、

ホワイトニングをすることにより薬剤がしみて痛みが出ることがあります。

こういった場合はまず治療を優先して、その後にホワイトニングをする方が良いでしょう。

　　ホワイトニングが難しい可能性がある方

10代の方は年齢が低ければ低いほど注意が必要です。

歯の成熟度にも個人差がありますので、歯科医院で診てもらう方が安全に行えます。

もともとの歯の色もホワイトニング仕上がりの色を左右します。

一般的に色の濃い歯より薄い歯のほうが効果が高く、また黄色系の色のほうが灰色や濃い茶色の歯よりも効果が高い傾向にあります。

歯ができてくる幼児期にテトラサイクリンという抗生剤を服用していた方はあまり効果が出ないことがあります。

テトラサイクリンとは、肺炎などの呼吸器の病気やひどいニキビなど細菌の感染症に効くお薬として、以前は幅広く処方されていたものです。

ただこの薬は歯の内部に色素が沈着するなどの副作用があることがわかって、現在は処方されることが少なくなっているようです。

こういった歯には、一般的なホワイトニングでは効果が出ません。

歯の内部に対する特別なホワイトニングをした方が良いでしょう。

歯の神経をとってしまった方も歯の内側から行う特別なホワイトニングのほうが効果があります。

神経をとった歯の着色はほとんどが内側からのものだからです。

 ご自身の歯に会うホワイトニングを見極めることが大切です。