お口のニオイ、気になります・・・
家族や友人との気のおけない会話。
なんてことのない時間ですが、何ものにも代えがたい心安らぐ時間ですよね。
そんな楽しい時間に一瞬、話の脈絡上関係ないところで相手の顔が曇ったような気がした経験はありませんか?
もしかしたらお相手は、あなたの口臭を感じたのかもしれません。
口臭はどんなに親しい家族や友人であっても指摘しにくいものです。
より困ったことに、ご自身で気づくのが難しいことでもあります。
今回はどのようなメカニズムで口臭が起こるのかを調べてみました。
口臭が起こるメカニズム
きちんと歯磨きしているから口臭も大丈夫、とそう簡単にいかないのがこの問題です。
口臭が起こるメカニズムをよく知って正しく予防に努めましょう。
口臭の原因の7割以上は、一般的に歯周病や虫歯だと言われています。
確かに、虫歯や歯周病になると口臭が強くなります。
虫歯や歯周病の方は磨き残しがあった方がなってしまう病気ですから、それは理解できますね。
ただ、虫歯や歯周病でもないのに口臭がして困っている方がおられるのはなぜでしょう。
こういった方のお口の中は、舌が白くなっていることが多いのです。
いわゆる読んで字のごとく、下のコケ、舌苔(ぜったい)ができているのです。
舌苔は、舌に細菌の塊であるプラーク(歯垢)が付着している状態です。
そのような舌を指で触って嗅ぐと臭いので不安になる人が多いです。
舌苔は食事のたびにとれていくのですが、あまりに気になる場合は柔らかいガーゼのようなもので優しくふき取るのがいいでしょう。
くれぐれも舌磨きでゴシゴシと磨いたりなさらないでください。
舌は粘膜ですから、表面がとてもデリケートです。
硬いものでゴシゴシしてしまうと舌に傷が着いてしまい、その傷口が細菌の餌となり、かえって舌苔が増えてしまうことになりかねません。
口臭の原因は、お口の中だけではありません。
というのは、お口の中に異常がないのに口臭がする場合は、喉に原因があることが多いのです。
口呼吸をすると、ダイレクトに細菌が入ってきます。
細菌が身体の中に入ると困るので、人間の身体はその前に喉で免疫物質を出して退治する仕組みになっています。
ところが、この素晴らしい仕組みがあることが、口臭の原因になることがあるのです。
細菌を退治する免疫物質は、喉の両脇にある扁桃腺(へんとうせん)という穴から出ます。
http://kousyukaidou.web.fc2.com/04.html
退治された細菌と免疫物質がこの穴に付着することで腐敗が起きてしまうんですね。
腐敗すると当然腐敗臭が出ます。悪臭ですね。これを臭い玉(膿栓のうせん)と言います。
それだけではなく、腐敗した臭い玉(膿栓のうせん)ができると、さらに免疫物質が分泌されます。
その免疫物質自体も臭くなりますし、口に流れ込みんだりすると唾液にも交じるので、唾液が臭くなります。
そのため、歯磨きをしても口臭があるという状態が起こるのです。
悩んでおられる方は、一度専門の医師を訪ねてご相談されることをお勧めします。