歯周病の予防法
歯周病とは歯を支えている骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。
歯周病にはなりたくないと思っていても、
どう対策をしたらいいかわからないという方は多いのではないでしょうか。
初期は症状がわかりにくく、気づかない方もいらっしゃるのですが、
30歳を過ぎた成人の80%は歯周病にかかっていると言われています。
今回は歯周病にならないためにどうしたらいいのかを調べてみました。
歯周病にならないために
歯周病の予防法は第一に歯磨きです。
歯垢(プラーク)を歯に残さないこと、プラークコントロールが大切です。
完全に除去する事は不可能なのですが、歯垢(プラーク)の増殖を抑え、バイオフィルムに変化する前に取り除きましょう。
また歯科医院で歯のクリーニング(PMTC)を受けることも効果的です。
歯周病を予防する生活習慣
禁煙
タバコはニコチンの影響で血流が悪くなる上、一酸化炭素が血中の酸素濃度を下げてしまいます。
酸素の少ない状況は歯周病菌の好む環境であり、その増殖を促してしまいます。
またタールにより歯に色素沈着しますし、歯垢(プラーク)も付きやすくなります。
ストレス解消
ストレスが多い生活を送っていると、歯周病の発症や悪化につながります。
生活の中にリラックスする時間を設け、ストレスを溜めないようにしましょう。
睡眠
睡眠不足も歯周病によくありません。
免疫力が低下し、歯周病菌に打ち勝つ力が弱くなります。
睡眠不足はストレスにもつながりますし、血流も悪くなります。
鼻呼吸
お口で呼吸すると口腔内が乾燥し、歯周病菌が繁殖しやすくなります。
鼻で呼吸すると適度な湿気がもたらされ、身体にとってもいいです。
歯周病を予防する食生活
唾液の抗菌作用を利用するために唾液をよく出すことは予防につながります。
そのためには、とにかくよく噛む、しっかり噛むことが大切です。
噛み応えのある食品を選ぶと良いでしょう。
基本的に栄養バランスが整った食事をし、特に繊維が多い食品を選びましょう。
すると食事を終えた後の食べかすが少なくなり、その後の歯磨きがしやすくなります。
野菜やきのこなどは食べかすが残りにくく、また食べている最中に汚れを書き取ってくれることも期待できます。