人類の歯は減ってきている⁈
ご自身の歯の数、把握してますか?
なんとなく20〜30本くらい?と思っていらっしゃるかもしれませんね。
歯を大切にしたければまず歯のことを知らなければ、ね。
今回は歯の本数に焦点をあてて調べてみました。ではみていきましょう。
歯の標準本数
乳歯は20本、永久歯は28本です。
一生に一度生え変わる歯が20本、一度も生え変わらない歯が8本あるということですね。
親知らずの4本と入れるとを入れると32本です。
親知らずは全て生えている人もいれば、1,2本だけ生えている人もいます。
ただ最近の若い世代は、親知らずが生えている確率が低いそうです。
世代によって生える本数に違いがあるのは一体なぜでしょうか。
歯の本数が少なくなってきた理由
歯の本数が少なくなってきている理由は、歯としての働きが少なくなってきているというのが挙げられます。
昔と比べると軟らかい食べ物が多くなって、歯で噛み砕くということが少なくなってきているんですね。
よく噛まないで食べられる物や飲むだけで栄養を補給できるような食品が増えましたよね。
また道具や火、調理技術、食材自体も品種改良で進歩しました。
よく噛む必要が減ってしまったため、それに伴い歯の本数が減ってきてしまったようです。
大昔の人類の祖先は44本あり、進化の過程で36本になり、現代では28本になっています。
大昔といえば、人類には尻尾がありましたね。
ですが進化の過程で失ってしまい、現在は背骨に尾骨という形で残っているだけになりました。
しかも尾骨を形成する尾椎の数は人によってことなります。
数が人によって異なる、というのは親知らずと似ていますよね。
退化(進化)した尻尾と同じように、親知らずは現代人にとって不必要になりつつあるのです。
数百年先の人類の歯はどうなっているのか、興味が湧きますね。