唾液検査なしに虫歯予防はできない⁈
虫歯予防や口臭予防など、さまざまなトラブルを防いでくれる唾液。
ですが、ご自身の唾液があまり効果を発揮していなかったとしたらどうでしょう。
唾液の成分は個人個人によって違い、効果の高い唾液とそうではない唾液があるのです。
唾液の効果によってはまた違うマウスケアをした方がいいこともあります。
では今回はその唾液の効果を調べる、唾液検査について調べてみました。
唾液検査とは
唾液検査は虫歯になる根本的な原因を突き止め、虫歯が発生するリスクがどの程度あるのかを調べるための検査です。
この検査は現状を把握し、効果的にケアすることで虫歯を未然に防ぐことが目標です。
検査結果を見て、今後虫歯治療を必要としないお口づくりの対策を立てます。
唾液検査は、別称サリバテストとも言います。
唾液検査でわかること
お口の中の虫歯菌や歯周病菌の数やバランス、唾液の抵抗力、食事の習慣などもわかったりします。
これらを把握することで虫歯の原因がわかります。
原因が違えば、予防法も違ってきます。
その判断基準として唾液検査はとても重要なものです。
ご自身に合った虫歯予防法をするために、受けることをお勧めします。
唾液検査のやり方
2種類あります。
味のついていないガムを5分間噛みます。それだけです。
出た唾液の成分を見るため、分析機にかけます。
唾液の量も検査対象です。
唾液が多く出るほど、お口の中の食べ物を早く洗い流します。
歯の質を強くし、抗菌作用が働きます。
唾液は多いほうが汚れや臭いを洗い流す効果が期待できるので、口臭予防にも効果があります。
もうひとつは付箋紙のような検査用紙を5分間、歯茎に沿うようにあてます。
リトマス試験紙のように色が変わりますから、それで唾液の中和力をみます。
中和力とは酸やアルカリの両方を中性に戻そうとするはたらきのことで、歯を再石灰化する時間に関係します。
歯科医師と歯科衛生士とともに、以上の結果をもって総合的に、ご自身に合った予防プランを考えます。