虫歯のC1(シーワン)って何?
虫歯で治療に行くと、C0、C1、C2、C3、C4と診断されますよね。
なんとなく、C0から数が大きくなるほど症状が悪化していくというのはわかるけれども、一体どういう基準で分けられているのでしょうか。
今回はその基準と、治療法について調べてみました。
では詳しくみていきましょう。
そもそもCって何?
虫歯は進行状況によって、C0~C4まで、5段階に分けられます。
CはCaries Obserbationの頭文字です。
カリエスは骨瘍、骨が壊疽(えそ)を起こして崩壊していく疾患のことです。
オブザベイションは観察、監視という意味です。
虫歯の進行状況
http://www.tdc-care.com/care-1/02.html
C0 初期虫歯、要観察歯です。まだ穴は開いていない状態。痛みはありません。
フッ素などを利用し、歯を再活性化させ、歯自体に自然に元に戻るように促します。
C1 歯の表面のエナメル質の部分だけに穴が開いた状態。痛みはありません。
削って詰め物をする治療が必要です。
放っておくと食べカスが穴に詰まって虫歯が進行してしまいます。
C2 エナメル質の下にある象牙質にまで達してしまった状態。
まだ神経には到達していないので強く痛んだりはしません。
冷たいもの、甘みや酸味の強いものはしみることがあります。
虫歯を削りとって型取りをし、かぶせます。麻酔が必要です。
C3 虫歯が神経に到達し、様々な炎症を引き起こします。
神経に到達しているので強い痛みがあります。
麻酔をして歯を削り、神経を取り除く場合もあります。
型どって被せ物を成形し、かぶせます。
C4 虫歯が神経に到達し、その攻撃により神経が死んでしまった状態。
神経が死んでいるので痛みは軽減します。
ですが、虫歯菌が体内に入り込み、心臓病や腎臓病を引き起こすことがあります。
ほとんどの場合、歯を残すことは難しく、抜歯して人工の歯を入れることになります。
虫歯を放置すると・・・?
一度進行し始めてしまった虫歯は、正常な部分をどんどん食い荒らしてしまいます。
放置してしまえば、常に苦痛であるばかりか、治療に行っても大きな代償を支払うことになってしまいます。
虫歯は放置していても決して良くなりません。
なるべく早く虫歯を発見し、治療することが大切です。