あなたの口臭の原因はコレかも!低位舌とは
舌を見たときに歯型がついていたことはありませんか?
そのとき口臭もしていたなら、それは・・・
今回はどうして舌に歯型がついてしまうのかについて調べてみました。
ではみていきましょう。
舌の歯型と舌苔をチェック
舌の両側にデコボコと歯の形が付いているか、チェックしてみてください。
舌も見てみてください。白くなってないですか?そして喉の奥側は黄色っぽくなっていないですか。
それは舌苔(ぜったい)と言います。
実は舌の歯型と舌苔、実は関係性があるんです。
舌苔と言えば、ご存じのように口臭の原因のひとつです。
低位舌になると口臭がする
歯型、どうしてできてしまうのでしょうか。
歯型がついてデコボコ状になっている舌のことを専門的には、低位舌(ていいぜつ)といいます。
低位舌は舌の先の位置が低く、下の前歯の裏側を押している状態です。
本来舌は、舌先が上の前歯のすぐ後ろにあり、舌の広い部分が上あごの天井の部分に軽く付いている状態です。
舌は上アゴと上アゴの歯を、前方にも側方にも押して、アゴの成長を助けているのです。
それが、加齢などにより舌の筋力が衰えてくると、舌が下部に垂れてしまいます。
舌が下がると、気管が圧迫されて狭くなり、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。
気管が狭くなるので充分に息が吸えなくなってしまうのですね。
日常的にも苦しいため、自然と口呼吸になりがちです。
口呼吸をすると、喉(のど)や口が乾燥します。
特に睡眠中は唾液もほとんど分泌しないうえに、口呼吸で喉や口が乾くと、細菌もさら増殖します。
喉に 細菌が増えると、臭いのある膿栓(のうせん)ができます。
膿栓とは細菌と白血球の死骸の塊です。
喉が乾燥したとき、擦れるなどして痛んだ小さな傷ができます。
すると炎症が起き、それを直すために白血球が出動し細菌と戦い、炎症を抑えようとします。
細菌と白血球が戦い終わって死骸となり、喉に残る、それが膿栓なんです。
基本的に乳白色なのですが、細菌の数がより多くなると黄白色に変化していきます。
細菌が多くなるから口臭が発生してしまうのですね。
口臭だけではありません。歯周病にもなりやすくなり、歯周病になるとさらに口臭がします。
あなたも舌にデコボコの歯型がついていたら、知らない間に口臭を発している可能性が高いといえます。
歯科医院を訪れ、舌を正常に戻すトレーニングの指導を仰ぎましょう。